放射線科について |
放射線科はX線一般撮影室、CT室、MRI室、X線透視室の4部屋と骨密度測定装置、外科用イメージ透視、回診用X線装置で構成され、7名の診療放射線技師が各種検査を行っています。
当科では、患者様にできる限り少ない負担と被曝線量で有意義な検査を、指示医には有益な情報を迅速に提供すべく邁進しております。
また、当科の特徴として、院内に留まらず近隣の病院、医院からの依頼検査を行っていることが挙げられます。現在では約30施設から各種検査の依頼を受け、地域の画像診断センターとしての役割を担っています。
・一般撮影
主に胸部や腹部、骨などの撮影を行います。 当院では、DR装置(コンピュータによる画像処理装置)を導入しており、撮影部位毎に最適なX線画像を提供しています。 |
・CT
X線とコンピュータを用いて、頭部・胸部・腹部・四肢などの輪切りにした状態の画像(断層像)を撮影します。 1回の息止め(10~15秒程度)で胸部や腹部の撮影が行えます。 より詳しい診断を行うために造影剤を用いる事もあります。 さらに画像処理装置を用いて、血管や骨などの三次元画像を作成し、診断に役立てています。 |
・MRI
大きな磁石(磁気)とFMラジオに用いられている電波を使って得られる情報をコンピュータ解析して人体の断層像を撮影します。 CT検査と違い、様々な角度から断層像を撮影することができ、主に頭部・脊椎・四肢・腹部などを対象としております。 頭部では脳だけでなく、造影剤を使用せずに脳の主要血管の撮影が可能で脳動脈瘤などの診断に有用です。 また、当院ではこの手法を組み込んだ脳ドックをおこなっております。 |
・骨密度検査
骨に必要なカルシウム量を測る検査です。 骨粗しょう症の診断や治療の経過観察に有用です。 検査方法には数種類ありますが、当院では信頼性の高い二重エネルギーX線吸収法(デキサ法・DEXA法)で行っております。 検査は1分程で終わります。 |
・乳房撮影(マンモグラフィ)
乳房専用のX線撮影装置です。マンモグラフィともいいます。 乳房を圧迫版と呼ばれる板で挟み、薄く広げて撮影します。これにより触診ではわかりにくい小さな石灰化や腫瘍を写すことができます。 乳がんを発見する上で感度の高い検査方法といわれています。 |
・X線透視
X線バリウムを使った胃透視や大腸透視の検査を行います。その他、ERCPやDIPなど投資が必要な検査を行います。 |
・PACS(医療用画像転送保管システム)
高精細モニター上で医師が画像拡大や病変計測などの処理を行いますので、従来のフィルムより多くの情報を得られます。また画像の検索・閲覧や過去画像との比較が瞬時にかつ容易にできます。 |