循環器疾患には狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、心筋疾患、不整脈といった心臓そのものの
 病気だけでなく、血圧異常や血管の障害も含まれます。血液を送り出すポンプのはたらきを
 する心臓や、補助ポンプおよび輸送管のはたらきをする血管になんらかの障害がおこると、
 身体的にも心理的、社会的にもさまざまな問題が生じます。心臓のポンプとしてのはたらき
 が著しく障害されただちに生命維持の危機を生じるものから、軽度の障害が長期に続くこと
 によってはじめて重大な二次障害や合併症として現れるものまでさまざまです。息苦しい、
 胸が痛いといった症状はすみやかな治療を必要とする場合もあります。また症状がなくても
 じわじわと病気が進行している場合もあります。

 当院では、心臓超音波検査、運動負荷心電図、ホルター心電図はもちろんのことやMRI、
 MRAも使用して診療にあたっています。ペースメーカー挿入術も当科で施行しています。
 なお、必要に応じて京都府立医科大学付属病院、京都第一赤十字病院、京都医療センター
 などの協力を得て、対応しています。さらに病病連携、病診連携などを通じて皆様のご期待
 に添うように努力しています。